ゾンビゲームのFT Games、新規ユーザーの増加とインストール単価41%減少を両立

AndroidやiOSベースのモバイルゲーム業界において新しいゲームをヒットさせるには、広告入札の競争に勝ち抜くこと、そしてユーザー獲得(UA)に特化した戦略が不可欠です。それは、FT Gamesのように世界的に有名なゲームデベロッパーであっても同様です。


FT Gamesは、ゲームの総ダウンロード数1億回を超え、アメリカのGoogle Playストアでは常にトップ10に入る人気デベロッパーです。2015年にはGoogle Playのトップワールドデベロッパーアワードを受賞しています。


FT Gamesがは「Zombie Frontier」シリーズの最新作、「Zombie Frontier 4」をリリースする際、Pangleと業務提携を結びました。そして、ただちに同ゲームのユーザー獲得とアプリ内課金を促進し、収益を向上させるための戦略を打ち出しました。

3つの目標を低コストで実現するには

FT Gamesが抱えていた重大な問題は、ユーザー獲得コストの増加に伴い、収益が落ち込みを見せていたことです。FT Gamesは、Pangleの他社での取組実績を検討した上で、アジア太平洋地域(APAC)のパートナーとしてPangleを選定しました。


FT Gamesの目標は

1.新しいゲームの認知度を上げる

2.ダウンロード数を増やす

3.アプリ内課金によるユーザーのコンバージョン率を高める


というシンプルなものでした。


当然ながら、可能な限り低コストでこれらの目標を達成することが求められました。つまり、FT Gamesは、競争の激しい広告キャンペーンを実行しながら、インストールあたりのコスト(CPI)と購入あたりのコスト(CPP)を下げたいと考えていたのです。


A/Bテストへの慎重なアプローチ

堅牢な広告戦略を策定したことに加え、A/Bテストに対して慎重に取り組んだことも、FT Gamesの強みの1つとなりました。


まず最初に、「Zombie Frintie 4」のダウンロード数とアプリ内課金の促進には何が必要かを特定し、Pangleのサポートを受けながら、厳正な選考プロセスを通じて自社の広告オプションの精査を行いました。FT Gamesの目標は、望んでいる結果を出すための要素を見つけ出することでした。


次にFT Gamesは、TikTokとPangleの広告プレースメントの結果を見て、その違いに着目しました。TikTokとPangleを組み合わせてキャンペーンを実行すれば幅広くリーチできることは明らかですが、その上、ユーザー獲得単価(CPA)を効率的に下げることも可能になります。

これは極めて重要な要素です。そのため、新たなユーザー追跡制限のあるiOS 14.5向けに対策を講じたキャンペーンを実行し、制限のないiOS 14.5以前のキャンペーンと比較するテストも行われました。


また、ターゲットとなるユーザー市場を見極めることも重要です。FT Gamesは、異なるオーディエンスグループをテストすることで、同社のゲームをダウンロードする可能性の高い最適なユーザーを絞り込むことに成功しました。


そのほか、Pangleのアプリイベント最適化(AEO)ソリューションを使用したキャンペーンと、使用していないキャンペーンを比べた広告パフォーマンスのテストも行いました。AEOを使用すれば、広告主は自社のビジネスにとって価値が高いイベントを選択し、アクセスしたユーザーに直接広告を見せることができます。例えば、ユーザーの継続率を上げることが目的であれば、AEOを使用することで、特定のタイプのゲームを継続してくれそうなユーザーに対して確実に広告を表示することが可能です。「Zombie Frontier」の場合、アプリ内課金によるユーザーのコンバージョン率が高まりました。

PangleのAEO機能でインストール単価が41%減少

Pangleチームはテスト期間を通してキャンペーンのコンサルティング業務を行い、FT Gamesと緊密に協業してきました。Pangleは長きにわたってターゲティング戦略の専門知識を培ってきたことから、「Zombie Frontier」に最適な戦略の策定および調整を支援し、ゲームを成功に導くことができました。


FT Gamesはゲーム内課金を最適化しながら、インストール単価(CPI)を可能な限り低く抑えることを望んでいたため、PangleのAEO自動入札機能が役立ちました。AEO自動入札を使用すれば、新規ユーザーを最適なCPIで獲得しながら、ゲーム内課金を増やすなどの他の目標を達成することができるのです。


Pangleはこれまで実施してきた類似キャンペーンを基に、最適な広告クリエイティブ数やパフォーマンスに基づいた広告ローテーションの時期をFT Gamesに提案しました。これはユーザー獲得数を高める際、特に他の最適化目標を同時に設定する場合に大変重要となります。


FT GamesのA/Bテストの結果は、PamgleのAEO自動入札機能がキャンペーンで問題なく稼働しており、期待通りに新規ユーザーを増加させ、CPIを減らすことができるというものでした。テストから導き出された数字は以下のとおりです。

FT Gamesのテスト結果:

- インストールあたりのコストが41%減少

- 購入あたりのコストが14%減少

- AEO自動入札を使用しないキャンペーンと比較すると、広告掲載が3.8倍に改善


これらの数字は、FT Gamesの投資回収率(ROI)が高まり、FT GamesとPangleの提携による今後のプランが有効であることを証明するものとなりました。

未来に向けたソリューションベースのアプローチ

ユーザー追跡に制限がある今、ゲーム広告のパフォーマンス向上とユーザー獲得増加を実現するソリューションを見つけることは、広告主にとってますます重要となっています。また、ユーザーにとって魅力のあるゲームを作り、ユーザーにアプリ内で課金をしてもらい、広告収入を生み出すだけの十分な時間プレイしてもらう必要もあります。そのため、アプリイベント最適化のようなソリューションの価値がさらに高まっているのです。


Pangleとの提携により、FT Gamesはゲームリリースを成功させ、CPIを41%減少させるという驚くべき結果を出すことができました。Pangleの専門知識を活用することで、今もアプリ市場で優位を維持しています。


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