2019年7月、アプリ収益化とユーザー獲得に有益なリソースを提供するプラットフォーム「Pangle」が日本市場に参入。それ以来、Pangleは急速に成長しています。
この度、Pangleの動向を通して2020年上半期の日本のモバイルゲーム市場を分析。5つのインサイトを発見しました。
さらに2020年下半期トレンド予測についてもご紹介します。
日本市場は世界中のモバイルゲーム開発者やパブリッシャーに多大な影響力を持っています。
その理由としては、
という点が挙げられます。
特に、「数独ゲーム」カテゴリーが急成長しています。数字のパズルである「数独ゲーム」は、パズル好きの日本のモバイルユーザーに対してもともと訴求力が高かった中、2020年上半期は通常より多くの人の在宅時間が長くなり、さらにこの傾向が強まった可能性があります。「数独ゲーム」は開発投資が比較的少なくて済むため、開発者にとっても魅力があるジャンルと言えます。
Pangle において、ゲームのeCPMは着実に増加。2020年上半期の動画リワード広告と動画インタースティシャル広告のeCPMは、2019年下半期に比べて18%高くなっています。
広告による収益化という観点から最も高収益なゲームカテゴリーは、「アクション」「アイドル」「ハイパーカジュアル」です。
2020年上半期は、多くのアクションゲームやアイドルゲームがハイブリッド収益化モデルの導入に成功しています。これらのモデルでは、アプリ内課金とアプリ内広告の両方を用いて、課金ユーザーと非課金ユーザー双方からの収益を最大化します。
ハイパーカジュアルカテゴリーは、広告による収益化において常に首位を占めており、2020年上半期も収益を拡大し続けています。
しかし、動画リワード広告により、ゲームの収益性とユーザーエクスペリエンスを両立し、向上させることを実現。そのため、SLGとアクションゲームにおいても動画リワード広告の利用はさらに拡大しています。ARPUの高さとユーザーのライフサイクルの長さにより、SLGとアクションゲームは、動画リワード広告を通してより多くの収益を上げることが見込まれています。