Pangleのデータレポートでは、アプリ、プレースメント、アカウントごとの、広告のインプレッション数、クリック数、クリック率、CPMや収益などのパフォーマンスを表示します。
「レポート管理」画面から関連データのレポートを確認できます。
データ指標について:
注:半年(184日)前までのデータが閲覧可能です。この時間制限は、データのエクスポートにも適用されます。
(1)予想収益(米ドル)
選択した期間内のアカウントの収益。
この金額は推定値です。正確性を確保するために、毎月末に収益が確認されるタイミングで調整される場合があります。
*推定収益と明細書の金額に差があるのはなぜですか?
データレポートに表示された推定収益が明細書の金額と一致しない場合、通常、次のいずれかの状況が原因になります。
プラットフォーム活動への参加による現金報酬は、毎月の支払い情報に記載されている金額に加算されます。[支払い情報] ページで該当月の支払い情報をクリックすると、Pangleから貴社へお支払いされる金額が表示されます。
プラットフォームのコンテンツ、トラフィック、資格、またその他の関連規則に違反し、決済の遅延や控除が発生した場合は、月次明細の金額から差し引かれます。[支払い情報] ページで該当月の支払い情報をクリックすると詳細が表示されます。もしくは、<pangle_global@bytedance.com>から届くリマインドメールをご確認ください。
明細書を作成する際には、毎月の未処理のデータを切り上げ、切り上げたデータを合計して最終的な金額を算出します。そのため、明細の金額とレポートのデータには若干の差異があります。
上記の不一致により、推定収益は日次データのパフォーマンスの参考としてのみ使用されます。決済時や支払い時に明細書の金額を確認してください。
(2)インプレッション数
広告の有効なインプレッションの回数です。
有効なインプレッションには、重複するインプレッション、タイムアウト、テストモードのプレースメントからのインプレッションなどが含まれません。
補足説明
広告フォーマット別の有効なインプレッションの定義は次の通りです。
ネイティブ広告:表示面積が画面総ピクセル数の20%以上、表示時間が1秒を超えるもの。
インタースティシャル広告とリワード広告:広告が再生開始されたもの。
重複インプレッションの扱い:1回のリクエストで正常にレスポンスされた広告が、ユーザーに複数回表示された場合は重複インプレッションとみなされ、インプレッション数を1とします。
タイムアウトしたインプレッションの扱い:1回のリクエストで正常にレスポンスされた広告が、タイムアウト後にユーザーに表示される場合、インプレッション数に計上されません。(有効期間:1時間)
テストモードのプレースメントでのインプレッションの扱い:1回のリクエストで正常にレスポンスされた広告が、ユーザーに有効な形で表示されたとしても、プレースメントがテストモードの場合はインプレッション数に計上されません。
(3)クリック数
広告の有効なクリック回数。
重複クリック、テストモードのプレースメントのクリックなどは除外されます。
補足説明
重複クリックの扱い:1回のリクエストで正常にレスポンスされた広告が、ユーザーによって複数回クリックされた場合は重複のクリック数とみなされ、クリック数を1とします。
テストモードのプレースメントでのクリックの扱い:
1回のリクエストで正常に広告がレスポンスされ、ユーザーがクリックしたとしても、プレースメントがテストモードの場合、クリック数に計上されません。
テストモードのプレースメントとは:プレースメントのステータスがテストモードの場合を指します。例えば、テストアプリの下で作成したプレースメントが対象です。
(4)クリック率
クリック率=クリック数÷インプレッション数×100%
(5)eCPM
eCPM=予想収益×1000÷インプレッション数
(6)リクエスト数
Pangleが受け取る広告のリクエスト数。
1回のリクエストでM件の広告をリクエストする必要がある場合でも、リクエスト数は1とします。
Pangleから自動的に送られるプリロードリクエストも、リクエスト数に計上されます(リワード広告の広告形式に限ります)
SDKでエラーが報告されたリクエスト数は除外されます。クライアント端末から送信された1回のリクエストが、SDK上で「エラ12」などのエラーとなった場合、リクエストはPangleのサーバーに送信されないため、リクエスト数に計上されません。
補足説明:
Pangleが自動的に送信したプリロードリクエスト:
リワード広告、インタースティシャル広告:広告再生完了コールバックの時に、Pangleは自動的にプリロードのキャッシュリクエストを1回送信します。プリロードリクエストはリクエスト数に計上されます。
広告プリロードリクエストの例:
クライアント端末からリワード広告のリクエストが1回送信された場合、リクエスト数が1とカウントされます。
Pangleから1件の動画素材をレスポンスし、動画の再生終了後にクライアント端末がコールバック完了時に、Pangleはプリロードリクエストを送信します。この場合、リクエスト数は2とカウントされます。
Pangleから1件の動画素材をレスポンスし、プリロードリクエストのキャッシュも正常に行われ、かつタイムアウトしなかった場合、次回のリワード動画は直接その素材を使用するため、リクエストは送信されません。そのため、リクエスト数は2とカウントされます。
プリロードリクエストのキャッシュが失敗する、または正常にキャッシュされるものの動画がタイムアウトになる場合、次回のリワード動画では動画素材のキャッシュが使えないため、クライアント端末から再度リワード動画のリクエストが送られます。この場合、リクエスト数は3とカウントされます。
(7)レスポンス数
Pangleがレスポンスする広告の数。
1回のリクエストでM件の素材をリクエストし、Pangleが正常にN件の素材をレスポンスしたとしても、レスポンス数は1となります。
Pangleが自動的に送信するプリロードリクエストに対するレスポンスの回数は、レスポンス数に計上されます。
(8)フィルレート
フィルレート=レスポンス数÷リクエスト数×100%
(9)素材リクエスト数
Pangleが受け取った広告リクエストにリクエストされた素材の数。
広告リクエストの中にリクエストする素材の(adcount)数の合計です。広告フォーマットによって、リクエストできる素材の数が異なります(例えば、ネイティブ広告は3件までの素材をリクエストできますが、バナー広告は1件しか素材をリクエストできません)
1つの広告リクエストがM件の素材をリクエストした場合、素材リクエスト数はMとなります。
Pangleが自動的に送信するプリロードリクエストの素材件数は、素材リクエスト数に計上されます。
具体例:
クライアント端末がリクエストを送信し、1つの素材をリクエストした場合、同時にPangleはプリロードリクエストを1回送信します(リクエスト条件は同じで、素材リクエストはともに1となります)。この場合、素材リクエスト数は2となります。
(10 )入札成功率
入札成功率=入札成功数÷合計入札数×100%
特記事項:
1.これまでのレスポンス数(2021年7月7日まで)は、最新測定方法で集計した素材レスポンス数であるため、統計データに表示されるのはパブリッシャーにレスポンスした素材の数です。
2.1の状況に応じて、フィルレートの測定方法を調整しました。
従来の測定方法:フィルレート=素材レスポンス数(従来はレスポンス数と記載)÷リクエスト数×100%
新しい測定方法:フィルレート=レスポンス数÷リクエスト数×100%
例えば:
ネイティブ広告が3つの素材をリクエストし、3つの素材がレスポンスされたとします
従来の測定方法:フィルレート=3÷1×100%=300%
新しい測定方法:フィルレート=1÷1×100%=100%